#12

月々の痛みについてこのブログで語っていたが,結果的に病気であることがわかった.

あまりの痛みに眠気が...と同性の友人に言うと「意識失ってるのでは?」と指摘されたこと, あまつさえ,なんと20歳をすぎてから6年も経つのに(自治体に手厚くサポートされているにも関わらず)がん検診に行っていなかったことが,受診のきっかけだった.

痛さや辛さは極私的なものであるからこうしてブログに書いたりなんかして消化するのが良い,と思っていたが, 自分自身に対する認識,認識を元に移す行動が割と頓珍漢だったことに,なんというか......自分が面白いからいいのだと思いつつも,実害が及ぶこともあると痛感した. 月々の痛みがあること自体が何らかのエラーだというのは知っていたが「どうせ私の不摂生だろう」で便秘だとか股関節痛だとか思っていた.

いや,月々の期間以外もしっかり痛いやん,アホちゃうか

人はそれを「馬鹿」というのかもしれない.実際,馬鹿だと思う. 物事を知っているだけじゃ理解/認識できないな,知識と実感には大層隔たりがある. 友人がおかしさを指摘してくれたおかげで,幸い大事には至ってない.

幸い大事に至ってない,というと病気を調べると「手術」「不妊」「癒着」「人工肛門」などおどろおどろしいワードが並んでいた. 私は病気になった時あるいはとんでもなく体調不良があった時「辛いよ〜!」が頭を占めることはほとんどなく, どうせ自業自得だし,この辛さもまあネタにはなるからいいか,と意に介さないタイプだ.だった.

発症メカニズムも,生活習慣の影響も十分に論証されていない病気にかかるというのは,これまでの人生で一番理不尽な経験かもしれない. 「なんで私が〇〇に!?」のあのキャッチフレーズが嫌味なくしっくりくる.いや,病気ってめちゃくちゃ極私的理不尽だな. 真に理不尽なことをネタにするのは難しい.私全然悪くないのに何でや〜! 真に理不尽なことがことが起きまくれば,その総体を,降りかかりやすい自分をネタにすることはできるかもしれない. とかく,一個の事象だけでは難しい.

あと,患部を取り除けば完治するものでもないらしいのが,どうにもならなさに拍車をかけている. 寛解......というのだろうか,要は毎日忘れず薬を飲んで,20年30年スパンで向き合っていきましょうというタチの病気なので, 今までコツコツ何かをやり続けたことのない私がどう変わるのか,少し楽しみでもある.

この話を軸に言いたいことが多すぎる.痛みと自己認識とか,女性としての生き方を先々まで考えることを強いられた,とか. とりあえず速報の気持ち,メモはここまで.